いい身分
いいみぶん異読 よいみぶん
表現多音語
標準
lucky you
文例 · 用例
クビをくくるにはカモイが高すぎるし、いい身分だなア」「ウーム!
— 坂口安吾 『心霊殺人事件』 青空文庫
ここにいたら金をやろうとおまえに言った男がだれだか知っているか」「いい身分のだんなだ」「あれはわしのせがれだ。
— TRUNK-WITHOUT-HEAD 『首なし』 青空文庫
「ヘッ、俺たちもとんだいい身分に成り上がって金粉酒がいただけたものと考えよう。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
「わたしは、あなたの姉さんみたいに、どこにいても何かが仕事の役に立つ、というようないい身分じゃないんでね。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
「御紹介しましょう、佐々伸子さん、こちらは吉見素子さん、お父さんの脛かじりのいい身分の人ですよ」 素子は、「変な紹介だな」と云い、苦笑した。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
何と弁解したって、いい身分なのですよ」 素子が着物や帯、細々した紐などをある趣味で選び、身につけていることが一目でわかった。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
この人ときたら誰からも密告されないっていういい身分なんですよ。
— DER PROZESS 『審判』 青空文庫
うちの人達も私に無理をさせていたことが必要がすんでみればはっきりわかってきて今は休むことを頼まれ私はいい身分よ。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
親から仕送りをもらい続けている大学生は、本当にいい身分だと周囲から見られている。
毎日定時に帰れる職場に勤める彼は、いい身分だと友人から羨まれている。
実家が裕福で何不自由なく育った人は、いい身分に生まれたと言えるだろう。
給与が高く、やりがいのある仕事に就いている人は、羨ましいいい身分だ。