つれない
つれない
形容詞
標準
cold
文例 · 用例
祖父さまは娘の福慈の神のつれない待遇を恨まれ、娘の神に詛いをかけたのみか、執着は、峯のしら雪に消え痕ともなって自形の人型をとどめられた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
そうして「いき」のうちの「諦め」したがって「無関心」は、世智辛い、つれない浮世の洗練を経てすっきりと垢抜した心、現実に対する独断的な執着を離れた瀟洒として未練のない恬淡無碍の心である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
「あかあかとつれない秋の日」が、野の果に沈んで行く。
— 寺田寅彦 『秋の歌』 青空文庫
もみじを御覧なさいまし、つれない霜にも血を染めます。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
この間のように大勢家来なんかつれないで一人で、たった一人で、おしのび下されたく……。
— ――二つの連作―― 『春』 青空文庫
童話の月白い月白い月ゆゑ、昼の千鳥もつれないか。
— 北原白秋 『第二海豹と雲』 青空文庫
白い波ゆゑ、白い月ゆゑつれないか。
— 北原白秋 『第二海豹と雲』 青空文庫
此の句の「あか/\」は決して「赤々」ではなくて、から/\と明かるく乾き切り澄み切つて「つれない」のである。
— 寺田寅彦 『天文と俳句』 青空文庫
作例 · 標準
彼のつれない態度に、彼女はがっかりした。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
「そんなつれないこと言わないで、ちょっと付き合ってよ。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash
冬の日本海は、つれない風が吹き荒れる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash