面体
めんてい
名詞
標準
face
文例 · 用例
なお、この関係は、左図のように、直六面体の形で表わすことができる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
六面体では、対自性上の価値的対立と、対他性上の非価値的対立とは、上下の正方形の二対の対角線が六面体を垂直に截ることによって生ずる二つの互に垂直に交わる矩形によって表わされている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
なおこの直六面体は、他の同系統の種々の趣味をその表面または内部の一定点に含有すると考えても差支ないであろう。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
「雅」は、上品と地味と渋味との作る三角形を底面とし、Oを頂点とする四面体のうちに求むべきものである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
「乙」とは、この同じ三角形を底面とし、下品を頂点とする四面体のうちに位置を占めているものであろう。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
〔raffine'〕とは、意気と渋味とを結び付ける直線が六面体の底面に向って垂直に運動し、間もなく静止した時に、その運動が描いた矩形の名称である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
要するに、この直六面体の図式的価値は、他の同系統の趣味がこの六面体の表面および内部の一定点に配置され得る可能性と函数的関係をもっている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
これもおもしろい試みであろうが、どうせここまで来るくらいなら、いっそのこと、もう一歩進んで、たとえば碁盤目に雑多の表象を配列してクロスワード・パズルのようなものを作るとか、あるいは六面体八面体十二面体の面や稜に字句を配置してそれをぐるぐる回転するとかいうところまで行ってはどうかと思うのである。
— 寺田寅彦 『俳句の型式とその進化』 青空文庫
作例 · 標準
その仏像は慈悲深い面体を湛えており、拝む人々の心を静かに癒やしてくれる。
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戦場から戻った彼の面体には、隠しきれない疲労と過酷な経験の跡が刻まれていた。
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貴族のような気品ある面体を持つその青年は、群衆の中でもひときわ目を引いた。
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