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罔極

罔極
名詞
1
標準
文例 · 用例
彼の喪中に在るや嘗て其友篠崎承弼に語りて曰く、詩文為生、不得不作、聊断酒肉与内、欲報罔極之万一耳と。
山路愛山 頼襄を論ず 青空文庫
われ/\の国語が、不変の内容を持つたまゝで、無窮の祖先から罔極の子孫に語り伝へられるものと考へるのは、やまとたけるや義経も、石の槨の口さへあければ、現代人と直ちに対話をまじへる事が出来ると信じる事である。
折口信夫 幣束から旗さし物へ 青空文庫
恐らく、罔極の世の母から、分け伝へて来た神かと思はれる。
折口信夫 信太妻の話 青空文庫
さうしてわざをぎをするのが、劫初から恐らく罔極の後へかけて行はれるものとの予期で、繰り返された村の春の年中行事であつた。
折口信夫 山のことぶれ 青空文庫
特殊の人々をして、これが伝承に努めしめて、罔極の祖先から永劫の児孫に及さうとしたのである。
折口信夫 「しゞま」から「ことゝひ」へ 青空文庫
さうした団体が、五百年、千年の間に、さしたる変化もあつたらしくないやうに、内容の各方面も、時代の影響は濃厚に受ける部分はありながら、又一方殆罔極の過去の生活を保存して居た事も、思はねばならないのである。
――序説として―― 唱導文学 青空文庫