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女手一つで

おんなでひとつで
表現
1
標準
single-handedly (usu. of a female raising children)
文例 · 用例
いくらわたし娘の時から周囲から責められ通しに責められていても、今だに女手一つで二人の妹まで背負って立つ事はできませんからね。
有島武郎 或る女 青空文庫
毒くらえばさらまでと、数馬に一服盛ったというのであろうが、しかしちと不審は女手一つで中山数馬の死体をあの濠ぎわまで運んだことじゃ。
毒を抱く女 右門捕物帖 青空文庫
こう言ったからには、誰に一厘の厄介もかけることはできないと思い定め、一人の丁稚を追いまわし、女手一つで店をやっていきました。
上村松園 わが母を語る 青空文庫
その時分、家の商売は葉茶屋でございまして、二人の子供を抱えた若い後家の母は女手一つで私達を育てて呉れました。
絵の道五十年の足跡を顧みて 想い出 青空文庫
永年女手一つで店をまかない、生活の苦労とたたかって来ている悧発な鋭い眼ざしでおさやは坂口の爺さんを見た。
宮本百合子 猫車 青空文庫
このためにお美代は女手一つでわずかばかりの豆腐をつくり、チビ公一人が売りに出ることにきめた。
佐藤紅緑 ああ玉杯に花うけて 青空文庫
そして、その名指されぬ良人の子を繊弱い女手一つで育てて行かなければならない――これから先永い永い一生の間!
森田草平 四十八人目 青空文庫
終戦後父親が肺病でねついてしまって、ソノ子は事務員になって稼いだが、女手一つで、病父や弟妹が養えるものではない。
坂口安吾 行雲流水 青空文庫
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