一種異様
いっしゅいよう
形容動詞名詞-の形容詞
標準
eccentric
文例 · 用例
けれども彼の「本校」といふ言葉の中には、「私立」といふことを非常に特殊扱ひしてゐる響があつたために、ズツト此の学校に勉めて来てゐる教師達には、一種異様に聞えたのである、訓辞はたゞ訝しさを与へたばかりであつた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
私はそれを一種異様な感動を持って眺めていた。
— 梶井基次郎 『闇の絵巻』 青空文庫
深窓の美姫、紅閨の艶姐、綾羅錦繍の袂を揃えて、一種異様の勧工場、六六館の婦人慈善会は冬枯に時ならぬ梅桜桃李の花を咲かせて、暗香堂に馥郁たり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
咄嗟にお丹乞食は、一種異様の光を帯びたる眼をもて屹と見送り、「あの邸さ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
が、其の湿んだ眼は一種異様に輝いていた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
しかし、どうしたわけか、その下腹が、奇妙な恰好にムックリと膨らんでいるために、親爺の曲りくねった足と並んで、一種異様な対照を作っているのであった。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
そこへ起った今度の事件なので、草川巡査は最初からチョット一つタタキノメされたような感じで、一種異様な興奮――緊張味を感じているのであった。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
文章に一種異様の調子が出て来て、私はこのまま順風を一ぱい帆にはらんで疾駆する。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
作例 · 標準
森の奥に足を踏み入れると、そこには一種異様な雰囲気が漂っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼の服装はいつも一種異様で、街を歩いていると人々の注目を集める。
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その古い洋館は、昼間でも一種異様な静けさに包まれていた。
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