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足元を見る

あしもとをみる
表現動詞-一段
1
標準
to take advantage (e.g. of a weak situation)
文例 · 用例
―― 人と荷を分けて積むため、自動車をもう一|台たのむ事にして、幅十|間と称ふる、規模の大きい、寂びた町の新しい旅館の玄関前、広土間の卓子に向つて、一|休みして巻莨を吹かしながら、ふと足元を見ると、真下の土間に金魚がひらひらと群れて泳ぐ。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
足元を見ると、いつの間にかYの姿は掻き消えていた。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
そして、只その瞳に戀人の足元を見ることが出來たから、涙のやうな微笑をうかべて、無言のまゝ階段の上に、足をすゝめた。
素木しづ 幸福への道 青空文庫
相当、足元を見る奴が居るので油断が成らないが、非道い奴になると吾輩を乞食扱いにして値切る奴が居る。
夢野久作 超人鬚野博士 青空文庫
足元を見ると、畳付きの薄っぺらな、のめりの駒下駄がある。
夏目金之助 坊っちやん 青空文庫
気がついて足元を見ると、渦は限なく水上から流れて来る。
夏目漱石 永日小品 青空文庫
そして暫くして、やっと氷から眼を離して足元を見ると、そこに劇薬を嚥んだらしい銀三が、かすかな微笑さえ浮かべて、石の如く凍って倒れていた――結婚の饗宴にでも出かけるような燕尾服を着て……。
妹尾韶夫 凍るアラベスク 青空文庫
加十はあたかもグアナハニ島を発見したクリストファ・コロンブスの如き感慨をもって惚れ惚れと暗道の入口を眺めていたが、何気なくふと足元を見ると、平らに均された割栗の上で奇妙なものを発見した。
久生十蘭 魔都 青空文庫
作例 · 標準
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