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戯語

たわむれご
名詞
1
標準
文例 · 用例
陽春の日に、蒲公英の咲く長堤を逍遥するのは、蕪村の最も好んだリリシズムであるが、しかも都会の旗亭につとめて、春情学び得たる浪花風流の少女と道連れになり、喃々戯語を交して春光の下を歩いた記憶は、蕪村にとって永く忘れられないイメージだったろう。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
」 彼は、明るい心でそんな戯語が云へるやうになつた。
牧野信一 「悪」の同意語 青空文庫
ユーモリストに到りては自ら其趣を異にすれども、之とても亦た隠約の間に情熱を有するにあらざれば、戯言戯語の価直を越ゆること能はざるべし。
北村透谷 情熱 青空文庫
』『君、真実かい――戯語ぢや無いのかい――また欺ぐんだらう。
島崎藤村 破戒 青空文庫
『いや、戯語ぢや無いよ――実際、君、僕は穢多といふものに興味を持つて来た。
島崎藤村 破戒 青空文庫
真箇に、君のやうな人には戯語も言へない。
島崎藤村 破戒 青空文庫
『しかし、戯語ぢや無いよ。
島崎藤村 破戒 青空文庫
が、実際に文庫の編輯に与かっていたのは楽屋小説の「紅子戯語」に現れる眉山、漣、思案、紅葉、月の舎円、香夢楼緑、及び春亭九華の八名であった。
――尾崎紅葉―― 硯友社の勃興と道程 青空文庫