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皆朱

かいしゅ
名詞
1
標準
文例 · 用例
此谷の土石皆朱色なり。
太宰治 津軽 青空文庫
これは皆朱子が「道」の一字を説いて甚だ大にし、根源的にしたところから生じたのである。
幸田露伴 一貫章義(現代訳) 青空文庫
冬の日鳥居清忠ゑがく枠は皆朱の立屏風、さて立膝の、細筆に春の柳をかく女、それを寝て観る男髷、男磨る女童、日向縁、手水がめにはおかめ笹、冬の日和はもつやうで、まだ薄墨の時雨ぐせ、しよざいなささの、しんじつの、ええ、つれづれの小半日でありんす。
北原白秋 海豹と雲 青空文庫
青き波紋の刺青にあくまで黒き頬は青く、裸の腕に一枚の皆朱の布をひきかつぐ。
北原白秋 緑の種子 青空文庫
郡守は朱の家の者を捕えて詮議をしたが、皆朱の言ったと同じ申立てであるから、どうすることもできなかった。
田中貢太郎 陸判 青空文庫
近来煎茶家ノ好古癖有ル者、皆朱泥ヲ品賞シ、其ノ形ヲ論ズル極メテ喧シ。
※上漁史 好古小言 青空文庫
宛名も宿所も皆朱なのです。
小金井喜美子 鴎外の思い出 青空文庫
九尺柄|笹穗皆朱の槍、見事な道具でさ――それを場所もあらうに、雪隱へブツリと突つ立てた」「氣味が惡いな、一體それは何んの話なんだ」 平次も少し本氣になりました。
槍と焔 錢形平次捕物控 青空文庫