疣蛙
いぼがえる異読 イボガエル
名詞
標準
toad with wart-covered skin (esp. the Japanese toad or the wrinkled frog)
文例 · 用例
「学校の先生なんテ、私は大嫌いサ、ぐずぐずして眼ばかりパチつかしているところは蚊を捕え損なった疣蛙みたようだ」とは曾て自分を罵しった言葉。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
疣蛙が出ない中にと、自分は、「ちょっと出て来ます、御悠寛」とこそこそ出てしまった。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
すると向うの室で、「クン……クン」 という声がきこえまして、黒い立派な洋服を着て眼鏡をかけた大きな疣蛙が、黒い皮の鞄を提げてノッサノッサと出て来ました。
— 夢野久作 『オシャベリ姫』 青空文庫
その疣蛙は姫のそばへ来ると、鞄から虫眼鏡を出して、姫の顔を眼から鼻から口と一つ一つていねいにのぞきましたが、おしまいに黒い冷たい手で姫の手を掴もうとしました。
— 夢野久作 『オシャベリ姫』 青空文庫
姫は驚いて、「アレ」 と云って手を引っこめますと、疣蛙は眼をパチクリさせていましたが、やがて青蛙の看護婦に、「クフン、クフン」 と何か云いつけて出て行ってしまいました。
— 夢野久作 『オシャベリ姫』 青空文庫
そうすると、それと入れ違いに今度は赤い兵隊の服を着た赤蛙が先に立って、あとから最前の疣蛙が這入って来ると、立派な金モールの服を着た殿様蛙と、その奥さんらしいやさしい顔をした青蛙が這入って来ました。
— 夢野久作 『オシャベリ姫』 青空文庫
この殿様蛙夫婦が這入って来ると、室中にいた疣蛙も赤蛙も青蛙もみんな一時に床の上にひれ伏してしまいました。
— 夢野久作 『オシャベリ姫』 青空文庫
けれどもその中で疣蛙だけは頭を下げたばかりで、やがて殿様蛙の夫婦をつれて姫の前に来て、姫の眼や口や鼻を指さして、「クンクンクンクン」 と何か話しますと、殿様蛙夫婦は眼をクルクルまわしてうなずいております。
— 夢野久作 『オシャベリ姫』 青空文庫
作例 · 標準
庭の隅に、雨上がりの疣蛙がひょっこり顔を出した。
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「うわっ、このカエル、肌がボツボツしてる!疣蛙っていうんだ。」
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子供の頃、図鑑で見た疣蛙の絵がちょっと怖かったのを覚えている。
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田んぼの脇で、子供たちが疣蛙を捕まえようと追いかけていた。
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