青鼠
あおねずみ
名詞
標準
文例 · 用例
汚れた黒い毛皮のコサック帽も、革の長靴も、腰がだぶつき、膝がしまっている青鼠のズボンも、昔に変らぬものを、彼等は、はいていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
街の一方は、青鼠の中山服の兵士たちが、蟻のように一面に這いまわっていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
青鼠の中山服の群れが通りかゝった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
二階の窓硝子から通行人のポケットへ手を突ッこんでいる青鼠服が見えた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
青鼠色の南兵に、出口をふさがれ、壁を破って隣家へ逃げ、支那服を借りて、通りかゝった洋車のあと押しをして、苦力に化けてのがれてきた男があった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
石畳の、無気味な小路に、青鼠服の兵士が、いっぱいうごめいていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
その晩、青鼠服は、射撃を中止した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
青鼠頭魚といひ、白鼠頭魚といふ。
— 幸田露伴 『鼠頭魚釣り』 青空文庫