幻辞.com

靺鞨

まっかつ異読 まつかつ
名詞
1
標準
Mohe (one of the Tungusic-speaking tribes)
文例 · 用例
此の大江に臨んだ吉林の地は周以前に於て息慎(即ち粛慎)国の根拠地であり、漢には「※婁」、六朝には「勿吉」、隋や唐では「靺鞨」、金遼時代には「女真」の有力な大部落が占めて居た。
附 満蒙の歌 満蒙遊記 青空文庫
旧の粛慎国なり」、「国に大水あり、濶さ三里余、速末水と名づく」とあり、「隋書」の「靺鞨伝」に「靺鞨は高麗の北に在り。
附 満蒙の歌 満蒙遊記 青空文庫
上絶頂以俯瞰、則満洲平原千里茫茫、古代靺鞨、中世金遼故地、可一瞬而尽也。
附 満蒙の歌 満蒙遊記 青空文庫
生き抜かんとする地を灼かんとするは露はなる岩漿の世にもなき夢なりあはれ葦酒に酔ふ旧き靺鞨の血も乾れはてゝいまぞ鳴る風の眩暈。
逸見猶吉 逸見猶吉詩集 青空文庫
斉明天皇の御代に阿倍比羅夫が征伐した粛慎や、養老年間に渡島津軽津の司諸君鞍男が調査に行った靺鞨というものは、このオロッコ族であったと解しているものである。
喜田貞吉 「エタ」名義考 青空文庫
従って京の一千五百里もあてにならぬことの骨頂だが、靺鞨国というイヤにむずかしい国名はあんまり見かけないが、唐天竺のことでもあるかな。
不破の関の巻 大菩薩峠 青空文庫
ウィキペディア

靺鞨 または靺羯 は、中国の隋唐時代に満洲・外満洲(沿海州)に存在したツングース系農耕漁労民族。南北朝時代における「勿吉(もっきつ)」の表記が変化したものであり、粛慎・挹婁の末裔である。16部あったが、後に高句麗遺民とともに渤海国を建国した南の粟末部と、後に女真族となって金朝・満洲民族となり、清朝を建国した北の黒水部の2つが主要な部族であった。

出典: 靺鞨 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0