出版法
しゅっぱんほう
名詞
標準
press law
文例 · 用例
其結果、出版法だか新聞雑誌条例だかの一部が修正された。
— 内田魯庵 『二十五年間の文人の社会的地位の進歩』 青空文庫
彼は何かの出版法違反事件で入つたのでせうが、そのまま幸徳等の大逆事件に連座するにいたつたのです。
— 石川三四郎 『浪』 青空文庫
出版法だと客観的影響その他が問題になるが、不敬罪は然らず、と。
— 清澤洌 『暗黒日記』 青空文庫
内閣文庫は、昔の林道春の時分から伝わってきた「千代田文庫」と、明治初年からの出版法で納本された新刊書とが、いっしょに所蔵せられていたので、管理のしにくい文庫であった。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
治安維持法と出版法とに連関して、現下の思想検閲が、どんなに重大な役割を演じているか、改正された出版法や、やがて改正されるに相違ない治安維持法其の他によって、この検閲がどんなに絶大な偉力を発揮するだろうかは、今更ここで説明するまでもない。
— 戸坂潤 『思想と風俗』 青空文庫
出版法・新聞紙法・税関・其他による検閲制度が、之であるが、併して之を法曹的に理解する限りでは、この統制は単なる本来の「統制」にすぎないのであって、まだ例の構成的な所謂統制にまで行かない場合にしか相当しない。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
機関説排撃運動や之に連なる一群のファシスト的・右翼反動的・思想的直接運動の背後には、国家自身の政治的文化統制方針が控えていたのであり、更にその奥には各種の思想統制法律(治維法・出版法・等)が控えているのである。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
床次逓相に絡まる五十万元事件は、元憲兵曹長他一名の手によって作製配布されたものであり、両名は出版法違反で罰金五十円を求刑されたが、併し議会戦術としては、之によって充分に効果があがったわけで、やがて怪文書の全盛時代を招いた概がある。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
作例 · 標準
戦前の出版法では、当局に届け出をせずに本を出すことは禁じられていた。
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歴史学の授業で、当時の出版法が言論統制にどう利用されたかを学んだ。
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現行の法律体系において、かつての出版法に相当する規定は存在しない。
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