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脇本陣

わきほんじん
名詞
1
標準
文例 · 用例
古い旅籠屋では油屋という、元は脇本陣だったそうですが、以前のままの大きな古い建築で、軒下には青い獅子頭などが突き出ていました。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
病院は脇本陣広島屋太兵衛へ落著。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
脇本陣にも一と組とまっている。
山祝いの夜 半七捕物帳 青空文庫
もう一つの面倒は、御用の道中でありながら、本陣または脇本陣に泊らないで、殊更に普通の旅籠屋にとまったということである。
山祝いの夜 半七捕物帳 青空文庫
寿平次は留守中のことを脇本陣の扇屋の主人、得右衛門に頼んで置いて、柿色の地に黒羅紗の襟のついた合羽を身につけた。
第一部上 夜明け前 青空文庫
そのおりには隣宿妻籠|脇本陣の扇屋得右衛門から、山口村の組頭まで立ち合いに来て、草山の境界を見分するために一同弁当持参で山登りをしたほどであった。
第一部上 夜明け前 青空文庫
伊那でも有力な助郷総代を島田村や山村に訪ねるのに、得右衛門はその適任者であるばかりでなく、妻籠|脇本陣の主人として、また、年寄役の一人として、寿平次の父が早く亡くなってからは何かにつけて彼の後見役となって来たのもこの得右衛門である。
第一部上 夜明け前 青空文庫
」 そう半蔵が言って見せると、伊之助は声を潜めて、「半蔵さん、脇本陣の桝田屋へ来て休んで行った別当はなんと言ったと思います。
第一部下 夜明け前 青空文庫
ウィキペディア

脇本陣(わきほんじん)は、江戸時代の宿場に設置された本陣の予備的施設。大きな藩で本陣だけでは泊まりきれない場合や、藩同士が鉢合わせになった場合に格式が低い藩の宿として利用されるなど、本陣に支障が生じた場合に利用された。本陣は原則として一般客の宿泊は認められなかったが、脇本陣は大名・勅使などの利用が無い時には一般客の宿泊にも供した。

出典: 脇本陣 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0