眩ます
くらます
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to dazzle
文例 · 用例
いかに、タチアナ姫が脱出に苦心をしたと云っても、過激派の眼を眩ます為に、幼児を携帯して居るなどは、想像も及ばないことでした。
— 菊池寛 『たちあな姫』 青空文庫
この論に、日の光が人の眼を眩ますを、邪視に比したは、古エジプトで諸神の眼力極めて強く、能く諸物を滅すとせるに似て面白い。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
他人の眼を眩ます、何か特別のものを叔父は持つてゐるのぢやないか知ら――さう思つて私は不気味な戦慄を覚ゆるのだつた。
— 牧野信一 『妄想患者』 青空文庫
そうして同時に吾輩……アンポンタン・ポカンの探偵眼を徹底的に眩ますべく試みているのだ。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
恐らくその俸給の額は、絶えず生計の不安に怯え続け、安定を得ない座員の眼を、眩ますに充分なものだったであろう。
— 小栗虫太郎 『オフェリヤ殺し』 青空文庫
それでも、其の筋の眼を眩ますために変装を思いついて、薬屋へ立寄り、髪の毛を染める薬品やなどを買い込んでいるところを見ると、ちょっと本格的な犯罪者らしい閃きも見えるのだ。
— 牧逸馬 『アリゾナの女虎』 青空文庫
時々行衛を眩ますのは、人里へ出て行って掠奪をやるので。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
群集が四辺を領している、こういう場所で叩っ切ったら、かえって人目を眩ますことが出来る。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
作例 · 標準
強いスポットライトで観客の目を眩ませ、ステージから鮮やかに消え去る手品を見せた。
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太陽の反射を利用して相手の目を眩まし、その隙にテニスのスマッシュを決めた。
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突然のフラッシュで目を眩まされた泥棒は、怯んだ隙に家主に押さえ込まれた。
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