形作り
かたちづくり
名詞
標準
文例 · 用例
ここの仏をいい換えれば、本当にこの自分を形作り、この世に出した宇宙の根本生命の当体だというのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
絶えず移行して停止することなき歴史の過程を丁度完結せしめ、一の全體を形作りつつ、これを擔ふものは事實としての歴史以外のものであり得ない。
— 三木清 『歴史哲學』 青空文庫
存在としての歴史はそれ自身一個の領域を形作り、自然の存在の領域から自己を區別する。
— 三木清 『歴史哲學』 青空文庫
その一つの原理は、それによつて諸現象が系列を形作り、この系列において先行のものの存在が後續のものの存在を決定する。
— 三木清 『論理と直觀』 青空文庫
いま一つの原理は、それによつてこれらの系列がまた體系を形作り、この體系において全體のイデーが諸部分の存在を決定する。
— 三木清 『論理と直觀』 青空文庫
それはアナクサゴラス、プラトン、アリストテレスなどによつて概念的に、哲學的に形作り上げられた。
— 三木清 『認識論』 青空文庫
たとえばですね、時計の指針は一日に数十回に渡って鋭角を形作ります。
— 海野十三 『三角形の恐怖』 青空文庫
尤も歴史的文化的生において他者性を代表する形象が根源としての實在的他者へ歸屬せしめられる場合には、文化と歴史とは客觀的實在世界を基體となし、それを形作りそれにおいて自己を實現し表現するといふ意義を得る。
— 波多野精一 『時と永遠』 青空文庫