息の下
いきのした
名詞
標準
gasp
文例 · 用例
苫がばらばらと煽ったが、「ああ」と息の下に叫ぶ声。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
お沢 (息の下にて言う)俳優です。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
」 と、苦しい息の下から一ことそう言うのさえやっとで、何か冗談を言おうと思っても、すぐ吐きそうになり、黙って這うようにして衣服を取りまとめ、スズメに手伝わせて、どうやら身なりを整え、絶えず吐き気とたたかいながら、つまずき、よろめき、日本橋の待合「さくら」を出た。
— 太宰治 『犯人』 青空文庫
母は、苦しい息の下から囁く。
— 太宰治 『古典風』 青空文庫
) と息の下で詫びまする。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
私は、今、たえだえの息の下にこの手紙をかくのです。
— 鈴木三重吉 『勇士ウ※ルター(実話)』 青空文庫
短い息の下にスヤスヤと眠って居られるばかりである。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
夢が覚めたように、起上って、取乱した態もそのまま、婦同士、お綾の膝に乗掛って、頸に手を搦みながら、切ない息の下で、(済まないわね。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
作例 · 標準
突然の訃報を聞いた時、彼女は思わず息の下をついた。
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急な上り坂を全力で駆け上がると、激しい運動による息の下がついた。
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暗闇から何かが飛び出してきたかのような音に、彼は「ひっ!」と息の下を漏らした。
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医師は、患者の異常なバイタルサインに一瞬息の下をついた。
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