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宿直

とのい
名詞
1
標準
night duty (in an imperial court, public office, etc.)
文例 · 用例
) そこで正直を申しますと、この小さな「イギリス海岸」の原稿は八月六日あの足あとを見つける前の日の晩宿直室で半分書いたのです。
宮沢賢治 イギリス海岸 青空文庫
すつかり夜になつて、疲れ切つた、宿直の番に當つてゐない召使どもが眠らうとしかかる頃になると、クリストフ・デトレェヴの死は、突然、叫び出すのだつた。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から 青空文庫
昔話の綱や金時のやうに、頼光の枕もとに物々しく宿直を仕つるのはもう時代おくれである。
お文の魂 半七捕物帳 青空文庫
宿直室のほうで何かごとごと鳴る音がしました。
宮沢賢治 風の又三郎 青空文庫
何か事故が起った時に事務所の宿直がアンナことするのよ。
夢野久作 女坑主 青空文庫
「そうかい、体はそれで可いとした処で、お前さんのような御身分じゃあ、鎖を下ろした御門もあろうし、お次にはお茶坊主、宿直の武士というのが控えてる位なもんじゃあないか。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
道人の曰く、君常に官に宿直の夜に當りては、奧方必ず斯の馬に乘つて出でらるゝなり。
泉鏡太郎 唐模樣 青空文庫
もしいつはりと思はれなば、例の宿直にとて家を出でて、試みにかへり來て、密かに伺うて見らるべし、と云ふ。
泉鏡太郎 唐模樣 青空文庫
作例 · 標準
昨夜は宮中にて宿直を仰せ付かり、一睡もできぬまま朝を迎えた。
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宿直の折に聞いた不思議な足音の正体は、今も分からぬままである。
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月の明るい夜であったが、宿直の任を疎かにするわけにはいかなかった。
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2
標準
attending (a noble) through the night
作例 · 標準
幼い若君の側に付き添い、一晩中宿直を勤めるのが私の役目だ。
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姫君が寝付かれるまで、御簾の外で静かに宿直を続けていた。
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病に伏せる主人を案じ、忠義を尽くして宿直に励む。
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