月番
つきばん
名詞
標準
monthly shift or duty
文例 · 用例
直接に猫婆に談判しても容易に埓があくまいと思ったので、月番の者が家主のところへ行って其の事情を訴えて、おまきが素直に猫を追いはらえばよし、さもなければ店立を食わしてくれと頼んだ。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
其より御國許へ飛脚を飛して、御用の儀これあり、諸役人ども月番の者一名宛殘止まり、其他は恩田杢同道にて急々出府仕るべし、と命じ給ひければ、こはそも如何なる大事の出來つらむと、取るものも取り敢へず、夜に日についで出府したり。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
「柳橋の一流の芸妓の時太郎、梅竜、ぼたんなどゝいう連中も混って餓鬼大将の会というのを慥えて東京中を押し廻したものさ」 月に一度日を定めて、連中は集り、月番に当る餓鬼大将に率いられて市中所定めず遊び歩くのであった。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
じいさんは親切な、物わかりのいい人で、子供の話をまじめに聞いて、月番の西奉行所のある所を、丁寧に教えてくれた。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
そして十一月には西の佐佐が月番に当たっていたのである。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
さる程に此事を伝へ聞きし人々、おのづから、われに諛ひ寄り来るさへをかしきに、程なく藩の月番家老よりお召出あり。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
同じく文久元年十月十五日に藩公から翁に御用召があったので、何事かと思って御館へ罷出たところ御月番家老黒田大和殿から御褒美があった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
それは、月番のときは、大抵毎日のように、咎人の顔を見ているために、自然その人間の容貌とその人間の性格とを、比較して考えるようになったのである。
— 菊池寛 『奉行と人相学』 青空文庫
作例 · 標準
今月のゴミ捨て場の清掃は、我が家が月番になっている。
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「来月の月番、誰だっけ?」「確か佐藤さんのところだったはずだよ」
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町内会の月番が回ってくると、回覧板の管理や会費の集金で忙しくなる。
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