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胸をときめかす

むねをときめかす
表現動詞-五段-サ行
1
標準
to make one's heart flutter
文例 · 用例
想う刹那に、山々の方から健在のしるしの応答えが翁の胸をときめかすことによって受取られた。
岡本かの子 富士 青空文庫
あわれ、そのかぐわしき才色を今に語り継がれているサフォこそ、この男のもやもやした胸をときめかす唯一の女性であったのである。
太宰治 青空文庫
そのころには私も或る無学な田舎女と結婚していたし、いまさら汐田のその出来事に胸をときめかすような、そんな若やいだ気持を次第にうしないかけていた矢先であったから、汐田のだしぬけな来訪に幾分まごつきはしたが、彼のその訪問の底意を見抜く事を忘れなかった。
太宰治 列車 青空文庫
そのころには私も或る無學な田舍女と結婚してゐたし、いまさら汐田のその出來事に胸をときめかすやうな、そんな若やいだ氣持を次第にうしなひかけてゐた矢先であつたから、汐田のだしぬけな來訪に幾分まごつきはしたが、彼のその訪問の低意を見拔く事を忘れなかつた。
太宰治 列車 青空文庫
彼女は、祖母の祖母がオランダのザールダムから持ってきた純金の装身具をつけ、昔の粋な胸かざりをつけ、さらに男性の胸をときめかすような短いスカートをはき、この界隈きっての綺麗な足とくるぶしを見せつけたものである。
故ディードリッヒ・ニッカボッカーの遺稿より スリーピー・ホローの伝説 青空文庫
しかし、もはや私たちのあひだには、胸をときめかす何の珍らしい期待もない、といふ君のことばは、正しいだらうか。
神西清 母たち 青空文庫
女性の真実を、多く、幾度となく破滅させた瞬間の忘我、その切迫と、予期とに、あの、丸らかな夫人が、胸をときめかすのを見たいのである。
宮本百合子 渋谷家の始祖 青空文庫
変っていないのは私の上級生だったN氏の顔だけで、どの建築にも見おぼえのある筈はなく、擦れちがう学生たちの、精彩にみちた若々しい顔にぶつかると私はどきっとして胸をときめかすのである。
尾崎士郎 早稲田大学 青空文庫
作例 · 標準
憧れの彼からのメールに、彼女は胸をときめかせた。
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遊園地の絶叫マシンに乗る前は、いつも胸をときめかせる。
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新しいことに挑戦する時、期待と不安で胸をときめかせるものだ。
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胸をときめかす(むねをときめかす) — 幻辞.com