幻辞.com

廃立

はいりつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
ただ足利将軍の廃立をしたり、諸方の戦をしたりしていた。
幸田露伴 魔法修行者 青空文庫
秀郷の後の千晴は、安和年中、橘繁延僧|連茂と廃立を謀るに坐して隠岐に流されたし、秀郷自身も前に何かの罪を犯してゐるし、時代の風気をも考へ合せて見ると、或は盛衰記の記事、竹堂の論の方が当つて居るかと思へる。
幸田露伴 平将門 青空文庫
当時の流言に、次郎が安藤対馬守|信睦のために廃立の先例を取り調べたという事が伝えられたのが、この横禍の因をなしたのである。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
その上ヘンリー四世の場合に於てはドイツ国内の大小諸公伯の不平組がこの破門事件を好機としてヘンリー四世の廃立を企てた。
国枝史郎 ローマ法王と外交 青空文庫
一宗を樹つる時に彼は廃立のむねを知って居るだろうと思われるがよい。
中里介山 法然行伝 青空文庫
然るに法華をもって観経往生の行に入れられることは、宗義の廃立を忘るるに似ている。
中里介山 法然行伝 青空文庫
抑も進歩党の急要なる問題は、総理の廃立に非ずして、其の主義綱領が時勢に適するや否やを講究するに在り。
鳥谷部春汀 明治人物月旦(抄) 青空文庫
故に進歩党にして改革の意あらば、総理の廃立よりも其の政策の上に一生面を開くの挙あるを急務とせむ。
鳥谷部春汀 明治人物月旦(抄) 青空文庫