雅遊
がゆう
名詞
標準
文例 · 用例
英国などに観月の雅遊なきは、これがためなり(当夕満月)。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
八重はわれを助けて家を修めんがため『林園月令』、『雅遊漫録』、『草木育種』、『庭造秘伝鈔』、『日本家居秘用』なぞいふ類の和漢の書取出して読みあさり、硯の海の底深う巌のやうにこびりつきたる墨のかす洗ひ落すには如何にすればよき。
— 永井荷風 『矢はずぐさ』 青空文庫
芸園の雅遊というべし。
— 神田孝平 『国楽を振興すべきの説』 青空文庫
巻八にある山上憶良の有名な萩が花 尾花葛花 なでしこの花女郎花 また藤袴 あさがほの花などは正整の体、まことに文筆の雅遊である。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫
そうすると、まだこういうものを読め、こういうものを読めと、たとえば「雅遊漫録」を読め、とか教えてくれるんです。
— 板谷波山 『美術学校時代の岡倉先生』 青空文庫