赤らんだ
あからんだ
形容詞-語幹
標準
florid
文例 · 用例
中で一番威張れる者が、その赤らんだ薄い皮膚の眼蓋の上にロイド眼鏡を掛けて、彼女が襖を開くや愛相よく「今晩は」と言つた時、彼女は漸く何だか嬉しくなつた。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
夜寒で赤らんだ頬を両手で撫でながら、笑みかけようとしたらしかったが、少し殺気だったその場の様子にすぐ気がついたらしく、部屋の隅をぐるっと廻って窓の方に行って坐った。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
するとそこで柿江は自分の顔がきゅうにあつくなって、酔った時のように赤らんだのを感じた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
先きだけ赤らんだ小さい指が器用に、黒ずんだ板の上を走つて、かゞんだり立つたりする度に、お末の体は女らしい優しい曲線の綾を織つた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
すると青扇は、酔いですこし赤らんだ眼のほとりをいっそうぽっと赤くして、苦しそうに笑いだした。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
若い綺麗な女中が心持ち赤らんだ顔を此方へ向けてにつと笑つた。
— 田中貢太郎 『牡蠣船』 青空文庫
少し前から彼の顔は酒のために染まった赤らんだ色合いを失いつつあったが、いまや、驚いたことには、それがまったく恐ろしいくらいの蒼さになっているのを私は認めた。
— WILLIAM WILSON 『ウィリアム・ウィルスン』 青空文庫
湯でほんのりと赤らんだ素足に古藤の目が鋭くちらっと宿ったのを感じながら、障子を細目にあけて手をならした。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
作例 · 標準
食材の新鮮さが料理の質を決める。
調理技法は世代から世代へと伝えられる。
食文化は地域の歴史を物語る。
栄養バランスの取れた食事が健康を支える。