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見世

みせ
名詞
1
標準
文例 · 用例
そこでは文明のふしぎなる幻燈機械や天體旅行の奇妙なる見世物をのぞき歩くさうして西暦千八百十年頃の 佛國巴里市を見せるパノラマ館の裏口から人の知らない祕密の拔穴「時」の胎内へもぐり込んだああ この逃亡をだれが知るか?
萩原朔太郎 定本青猫 青空文庫
それに又何だって見世物になんぞするんだい」と云い度かった。
葉山嘉樹 淫賣婦 青空文庫
町の芸妓達は月光の下でスカリプタの恋愛小説を読みながら顔見世の順番を待っている。
吉行エイスケ 孟買挿話 青空文庫
淫らな見世物のある公園のバアへも行つた。
南部修太郎 ハルピンの一夜 青空文庫
見世をブラブラ歩いて行く内に自分は少し息苦しくなつて來たので、梅園へはいつて一休みした。
南部修太郎 日曜日から日曜日まで 青空文庫
境内へ多時かかっていた、見世物師と密通いて、有金を攫って遁げたんです。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
どさどさ打まけるように雪崩れて総立ちに電車を出る、乗合のあわただしさより、仲見世は、どっと音のするばかり、一面の薄墨へ、色を飛ばした男女の姿。
泉鏡花 妖術 青空文庫
濡れても判明と白い、処々むらむらと斑が立って、雨の色が、花簪、箱狭子、輪珠数などが落ちた形になって、人出の混雑を思わせる、仲見世の敷石にかかって、傍目も触らないで、御堂の方へ。
泉鏡花 妖術 青空文庫