異女
ことおんな
名詞
標準
文例 · 用例
いつそのこと女房も子も放つといて、勘定を貰ふとすぐその足で二三日遊び続けてやらうか、などと考へることさへある。
— 葉山嘉樹 『工場の窓より』 青空文庫
一 下部あまた召使とも万の事自から辛労を忍て勤ること女の作法也。
— 福沢諭吉 『女大学評論』 青空文庫
赤いリボンをつけているんだから、きっとその子は女に違いないと思うわ」「しかし僕は、長いこと女の子にされてしまって海盤車娘というやつをやっていました。
— 海野十三 『三人の双生児』 青空文庫
猿之助の父は段四郎で踊りで名の知れた人、母のこと女は花柳初代の名取で、厳しくしこまれた踊りの上手。
— 長谷川時雨 『朱絃舎浜子』 青空文庫
それから、長いこと女中のゐない女中部屋に行き、部屋の半ばを占領してゐる食料品の整理にかかつた。
— ささきふさ 『おばあさん』 青空文庫
人的労働用具乃至労働力は最も経済的でなくてはならぬ、「下部あまた召使とも万の事自ら辛労を忍て勤ること女の作法也」、「朝早く起き夜は遅く寝ね昼は寝ずして家の内のことに心を用い織縫績緝怠べからず又茶酒杯多く飲むべからず歌舞伎小唄浄瑠璃等の淫たることを見聴べからず」云々。
— 戸坂潤 『思想と風俗』 青空文庫
それが少しも知れないばかりでなく、髮の毛を拾つてかもじ屋に賣つたゐざりの申松には、誰も疑を向ける者もなかつた」「――」「内儀のお留だけは、大方のことを察したに違ひない『けどること女房神の如くなり』といふ川柳があるぜ。
— 茶汲み四人娘 『錢形平次捕物控』 青空文庫
男どもは問題ないが、こと女どもに関しちゃ気持ちがわからん。
— The Golden Rose 『黄金薔薇』 青空文庫