汗する
あせする
動詞-サ変-する動詞-自動詞
標準
to perspire
文例 · 用例
サアこれからだ、所謂る額に汗するのはこれからだというんで直に着手したねエ。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
またいつか、人足もややこの辺に疎になって、薬師の御堂の境内のみ、その中空も汗するばかり、油煙が低く、露店の大傘を圧している。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
幸に風が無く、雪路に譬ひ山中でも、然までには寒くない、踏みしめるに力の入るだけ、却つて汗するばかりであつたが、裾も袂も硬ばるやうに、ぞつと寒さが身に迫ると、山々の影がさして、忽ち暮なむとする景色。
— 泉鏡花 『雪の翼』 青空文庫
『双葉』という少女雑誌で僕の皿絵という小説がおめにふれたとすればと汗するおもいがしました。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
総身に冷汗する事、鏡に包まれし蟇の如く、心動顛し膝頭、打ちわなゝきて立つ事能はず。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
私は他人に依つて衣食する腰掛の人間でなくて、自ら額に汗する労働者でなければ成らない。
— 島崎藤村 『突貫』 青空文庫
それを眺めて、私は額に汗する人々の生活を思いやった。
— 島崎藤村 『芽生』 青空文庫
――私は近来あまりに放漫だつた、知らず識らず、若い連中の仲間にまじつて、年甲斐もなく浮れ騒いだ、省みて汗するばかりである、私は自戒自粛して、正しい私に立ちかへらなければならない。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
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