今年初
ことしはつ
名詞名詞-の形容詞
標準
(for the) first time this year
文例 · 用例
筆者も今年初夏頃の某誌にもはや充分意を尽したつもりの恋愛論を発表しました故、論筆として諸氏に見える余裕のものを多く持ちません。
— 岡本かの子 『恋愛といふもの』 青空文庫
いくたびも生死の境にさまよいながら、今年初めて……東京上野の展覧会――「姐さんは知っているか。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
まつたくそれは今年初めて見る燕の鳥であつた。
— 或る日の晝餐 『樹木とその葉』 青空文庫
は「暮春、皆が春服となる好い時節に、今年初めての冠者となった青年五・六人と、童子六・七人を連れて、沂の温泉に浴し、舞※の辺りの涼風に吹かれ、歌を詠じながら帰って来たいと思います。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
花紅紫赤、又、濃き淡きあり、春末初めて発し夏中最も盛り、秋冬凋まず、続々開拆す、四時翫好蕪靡愛すべし、今年初めて禁離に種ゆ、物、地を得て美を増す、数十の名花ありと雖も傍色香なき若し。
— 南方熊楠 『きのふけふの草花』 青空文庫
今年初めて見る梅である。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
処々乾きかゝつてゐる赤土の運動場には、今年初めての黄い蝶々が二つ、フワ/\と縺れて低く舞つてゐる。
— 石川啄木 『足跡』 青空文庫
處々乾きかゝつてゐる赤土の運動場には、今年初めての黄ろい蝶々が二つ、フハ/\と縺れて低く舞つてゐる。
— 石川啄木 『足跡』 青空文庫
作例 · 標準
近所の川で今年初の鮎が釣れたと聞き、釣り仲間たちが色めき立っている。
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昨夜、今年初の真夏日を観測し、寝苦しい夜を過ごした。
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庭の梅の花が今年初の一輪を咲かせ、春の訪れを感じさせてくれた。
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