賦する
ふする
動詞-サ変-特殊
標準
to allocate
文例 · 用例
渠を囲める自然は、渠に与ふるに天然の性情を以てし、渠に賦するに、特異の性格を以てす、是等の性情、是等の性格は、幾千年の間その国民の活動の泉源たりしなり、その国民の精神の満足たりしなり。
— 北村透谷 『国民と思想』 青空文庫
和尚後年、生死代謝の際に臨みて一偈を賦するに当たり、偈中に「曹源一|滴水、一生用不尽」の一句をのこされたのもこれがためであるという。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
六月十四日草廬草廬何所樂 草廬何の楽むところぞ、春晩賦詩頻 春|晩れて詩を賦すること頻りなり。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
性情と境遇の變化は「寂寥」の一篇によく現はれてはゐるが、この篇を賦するに當て島崎氏は「若菜集」の諸篇と全然|趣を異にする詩の三眛境を認められたやうである。
— 蒲原有明 『新しき聲』 青空文庫
吾輩は幸にして此諸先生の知遇を辱ふするを得てこゝに其平生を読者に紹介するの光栄を有するのである。
— 夏目漱石 『猫の広告文』 青空文庫
しかし近頃それがしの宮殿下が我々の夥伴を召されて浅からぬ御寵愛を忝ふするは我々の世の中に出る機運が熟したんだね。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
否な、俗物の信心は文学者即ち御作者様方の生命なれば、否な、俗物の鑑賞を辱ふするは御作者様方即ち文学者が一期の栄誉なれば、之を非難するは畢竟当世の文学を知らざる者といふべし。
— 三文字屋金平 『為文学者経』 青空文庫
されバ両村の人民ハ起臥共に苦楽を同じふするの運命を有するなり。
— 田中正造 『非常歎願書』 青空文庫
作例 · 標準
政府は、各省庁に新しい予算を賦することにした。
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隊長は、各隊員にそれぞれの役割を賦した。
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神は人に、乗り越えられない試練は賦さないという。
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標準
to compose (poetry, etc.)
作例 · 標準
彼は旅先で見た美しい風景を、見事な漢詩に賦した。
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月夜の宴で、参加者たちは即興で和歌を賦し合った。
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宮廷詩人は、王の偉業をたたえる長大な叙事詩を賦するよう命じられた。
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