出花
でばな
名詞
標準
first brew of tea
文例 · 用例
」 易者がニヤッと笑って、T「十八」 トホッと左膳、T「番茶も出花か」 易者が、T「名前はキミエ」 「ヘッ」と左膳が、T「その君江さん何処に居る」 易者が、T「それが分らん」 で左膳げっそりした。
— 山中貞雄 『なりひら小僧』 青空文庫
」 と引込ませる、と水の出花と云ふのでもお君はさすがに武家の女房、仲間の膚に着いたものを無理に見ようとはしなかつた。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
「お出花を、早く、」「はあ、」「熱くするんだよ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
」 これに一言句あるべき処を、姉さんは柔順いから、「お出花が冷くなって、」 と酒井の呑さしを取って、いそいそ立って、開けてある肱掛窓から、暗い雨落へ、ざぶりと覆すと、斜めに見返って、「大な湯覆しだな、お前ン許のは。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
「出花を入れ替えてまいりました、さあどうぞ……」「あ、今おりて湖水のまわりを廻ってくる」「お二人でいらっしゃいますの……そりゃまあ」 女中は茶を注ぎながら、横目を働かして、おとよの容姿をみる。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
本年とってようやく二十六歳という水の出花で、まだ駆けだしの同心でこそあったが、親代々の同心でしたから、微禄ながらもその点からいうとちゃきちゃきのお家がらでありました。
— 南蛮幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
おかめやお多福やとうのたった女なら相手にするこっちゃねえんだが、八人ともに水の出花で、みなそれぞれ相当に値が踏めるんでね、よけい気がもめるんだ。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
お庄は店頭へ出してくれた出花も飲まずにまた俥に乗った。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
作例 · 標準
この店のお茶は、出花から香り高く、とても美味しい。
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出花を飲んだ後、二煎目もまた格別の風味があった。
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茶道では、出花の入れ方に特に注意が払われる。
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