アネモネ
アネモネ
名詞
標準
anemone
文例 · 用例
まっ赤なアネモネの花の従兄、きみかげそうやかたくりの花のともだち、このうずのしゅげの花をきらいなものはありません。
— 宮沢賢治 『おきなぐさ』 青空文庫
銀子は物干へ出られる窓の硝子窓を半分開けて、廂間から淀んだ空を仰ぎ溜息を吐いたが、夜店もののアネモネーや、桜草の鉢などがおいてある干場の竿に、襁褓がひらひらしているのが目についた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
いまは、重く咲き誇るアネモネ。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
金魚がマホメット本寺の円頂塔に立籠って風速に嚮っている、それをコルクの砂漠に並んでアネモネの花が礼拝している。
— 岡本かの子 『バットクラス』 青空文庫
そのほかにまだグラジオラスの根やアネモネの根もずっと前に見た記憶があった。
— 寺田寅彦 『球根』 青空文庫
月はこのとき、あたかもアネモネの覆いのように、極めて薄い雲の天蓋をもって、その光りを小暗くしていた。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
そしてまた母の留守の時は温室のなかの藤椅子の上に美しいチューリップや、アネモネの上に瞳をすゑておとなしく暮したのであった。
— 素木しづ 『雛鳥の夢』 青空文庫
アネモネの花瓣、亦雨や夜の前に捲上つて睡る。
— 南方熊楠 『蓮の花開く音を聽く事』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日アネモネについて考えている。
アネモネという言葉は日本語で重要だ。
彼はアネモネの意味を理解している。
この文にはアネモネが含まれている。
ウィキペディア
アネモネ は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。和名はボタンイチゲ(牡丹一華)、ハナイチゲ(花一華)、ベニバナオキナグサ(紅花翁草)。または、アネモネ属 (Anemone) の総称を表すこともある。ヨーロッパ南部から地中海東部沿岸地域が原産。
出典: アネモネ — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0