矢竹
やだけ異読 ヤダケ
名詞
標準
bamboo arrow shaft
文例 · 用例
のみならず、矢竹の墨が、ほたほたと太く、蓑の毛を羽にはいだような形を見ると、古俳諧にいわゆる――狸を威す篠張の弓である。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
が、心は矢竹に※っても彼女は矢はり女である。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
」 叡山苔と一緒に貰つた矢竹のことであつた。
— 徳田秋聲 『芭蕉と歯朶』 青空文庫
」それは又た適当な使ひ方であつたが、植木屋が持込んで来た十五株ばかりの矢竹も、何処へ散らばつたか判らなかつた。
— 徳田秋聲 『芭蕉と歯朶』 青空文庫
光遠の妹は、恥しいと見えて、袖で顔をかくしているが、だんだん退屈して来たと見え板の間に荒づくりの矢竹が二、三十ちらばってるのをいじっていたが、それを板の間におしつけると一本ずつわらをにじるように、にじりつぶしている。
— 菊池寛 『大力物語』 青空文庫
心は矢竹にはやれどもわれ人ともに必死の場合とて、どうすることも出来ないのでした。
— 猛火の中の私たち 『幕末維新懐古談』 青空文庫
第六十九回 悪魔の世界 心矢竹に逸るとは此の時の余の思いであろう。
— 黒岩涙香 『幽霊塔』 青空文庫
夜来の雨で洗はれた矢竹が、箒のやうに、こはれた板塀に凭れかゝつてゐる。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
作例 · 標準
良質な矢竹を選び、丈夫な矢を製作した。
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弓矢を作る職人は、矢竹の選定に時間をかける。
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この地方では、古くから矢竹が栽培されてきた。
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標準
arrow bamboo (Pseudosasa japonica)
作例 · 標準
庭に生い茂る矢竹の葉が、風に揺れている。
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矢竹は日本各地に自生し、様々な用途で使われる。
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林の奥には、高さ数メートルの矢竹が群生していた。
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