適齢
てきれい
名詞
標準
suitable age
文例 · 用例
様式だけは完全な流眄をして「どのくらい目方があるか量ってみてよ」 柚木は二三度膝を上げ下げしたが「結婚適齢期にしちゃあ、情操のカンカンが足りないね」「そんなことはなくってよ。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
先生|葎ではございますが、庭も少々、裏が山|続で風も佳、市にも隔って気楽でもございますから御保養かたがたと、たって勧めてくれたのが、同じ教子の内に頭角を抜いて、代稽古も勤まった力松という、すなわちお雪の兄で、傍ら家計を支えながら学問をしていたが、適齢に合格して金沢の兵営に入ったのは去年の十月。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
」 店には、ちょうど適齢前の次男坊といった若いのが、もこもこの羽織を着て、のっそりと立っていた。
— 泉鏡花 『小春の狐』 青空文庫
それから七年の間、方々を流浪していると、昨年の春から母親が癆症で、腰が抜けたので、とうとうこの川上の部落に落ちつく事になったが、丁度その時が適齢だったので、呼び出されて検査を受けると、美事に甲種で合格した。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
そのうち適齢になったので、一年志願兵の試験を受けたが、体格ではねられた。
— 森鴎外 『蛇』 青空文庫
僕は、在学中適齢に達したが、猶予願ひすらせずに堂々と検査をうけたものだ。
— 牧野信一 『S・I生へ』 青空文庫
この芝居はわたしも母や姉と一緒に見物したが、一番目は「満二十年息子鑑」という徴兵適齢を取扱った散髪物で、頗る面白くない物であったように記憶している。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
もっとも徴兵令はその以前に発布されて新しい規則が布かれていたのであろうが、新聞といっても『読売』が半紙位のものであるかないかというような時代、徴兵適齢が頭の上に来ていることに私は気が附かなかった。
— 徴兵適齢のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
作例 · 標準
結婚にはまだ早いと思っていたが、彼女は適齢だと言って聞かない。
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彼はまだ若いが、会社の次期リーダーとしての適齢に達している。
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この犬種は、生後半年で訓練の適齢を迎える。
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