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死病

しびょう
名詞
1
標準
fatal disease
文例 · 用例
そういう方面から考えて行くと、同時代に生れて同様な趣味や目的をもって、同じ学校生活を果した後に、また同じような雰囲気の中に働いて来たものが多少生理的にも共通な点を具えていて、そしてある同じ時期に死病に襲われるという事は、全く偶然の所産としてしまうほどに偶然とも思われない。
寺田寅彦 厄年と etc. 青空文庫
……亜歴山大王はアラビヤ人を亡ぼすために、黒死病患者の屍体を荷いだ人夫を連れて行って、メッカの町の辻々でその人夫を一人ずつ斬倒おさせた。
夢野久作 悪魔祈祷書 青空文庫
たとえ頭は少しは優れていようとも、俺は貧乏でしかも死病に取りつかれているんだから、喜んで世話を焼いてもらう資格は十分にあるんだ。
有島武郎 星座 青空文庫
不思議な不幸続きで、店は潰れ娘一人を残して自分も死病にかかった。
岡本かの子 食魔 青空文庫
太閤が死病の時、此人の手を押頂いて、秀頼の上を頼み聞えたが、実に太閤に頂かせるだけの手を此人は持っていたのだ。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
同じ町内に赤痢患者が出で、同じ市内に黒死病患者が出でるのも、我が不幸なるは明白である。
幸田露伴 努力論 青空文庫
自殺の虫の感染は、黒死病の三倍くらいに確実で、その波紋のひろがりは、王宮のスキャンダルの囁きよりも十倍くらい速かった。
太宰治 狂言の神 青空文庫
多可子は政枝が自分の病気を死病だと思い決めている以上、それに逆らって説き伏せることは無理だと覚った。
岡本かの子 勝ずば 青空文庫
作例 · 標準
当時の医学では手の施しようがない死病に侵され、彼は静かに死を受け入れた。
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死病を患った妻のために、彼は伝説の霊薬を求めて遠く東方の国へと旅立った。
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その村では、一度かかれば助からないという死病が蔓延し、多くの命が失われた。
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