幻辞.com

名詞
1
標準
文例 · 用例
やっと覆いを取ると、眼を開いたまま寝ていた小石の上の金魚中での名品キャリコは電燈の光に、眼を開いたまま眼を醒して、一ところに固っていた二ひきが悠揚と連れになったり、離れたりして遊し出す。
岡本かの子 金魚撩乱 青空文庫
艦隊のように魚以上の堂々とした隊列で遊し、また闘鶏のように互いに瞬間を鋭く啄き合う。
岡本かの子 金魚撩乱 青空文庫
復一がいつまでもそのまま肩で息を吐き、眼を瞑っている前の水面に、今復一によって見出された新星のような美魚は多くのはした金魚を随えながら、悠揚と胸を張り、その豊麗な豪華な尾鰭を陽の光に輝かせながら撩乱として遊している。
岡本かの子 金魚撩乱 青空文庫
鴨羽の雌雄夫婦はおしどり式にいつも互いに一メートル以内ぐらいの間隔を保って遊している。
寺田寅彦 あひると猿 青空文庫
夜になると盛んに遊をやって賑やかでいい。
有島武郎 星座 青空文庫
「わたしはかつて陽の尉を勤めていたことがあります。
宣室志(唐) 中国怪奇小説集 青空文庫
春先ではあるがダンダラ縞のモノスゴイ藪蚊がツーンツーンと幾匹も飛んで来て、筆者の鼻の先を遊する。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
もし追い懸けられたら逃げるのに、少々ひまがいるから、予め逃げる時間を勘定に入れて、捕えらるる危険のない所で遊をしている。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫