打ち割り
うちわり
名詞
標準
文例 · 用例
信長が、あの天才的な閃きで、大革新を妨げる堅固な殻を打ち割りました。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
すなわちカーコゥディーにおける蟄居六年間の彼の仕事は、倫理学者としての殻を打ち割り、自己多年の面目を打破し、自己の力により自己の身を化して有史以来いまだかつて有らざりしところの全く新たなる種類の学者たる経済学者なるものを産み出さんがための努力であったのである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
それはあたかも甲冑をつけた何者かがその斧を手に持って、力強い腕で相手の兜を打ち割り、頭蓋骨や脳を打ち砕き、他の迷える幽霊とともに未知の世界を侵略しているようにも見える。
— 鏡中の美女 『世界怪談名作集』 青空文庫
續く一人は、額で番茶の土瓶を打ち割り、うしろの一人は、一本背負ひでモンドリ打たせられます。
— 竹光の殺人 『錢形平次捕物控』 青空文庫
この男は一國で剛情だから、隨分|肘突きの茶入位は打ち割り兼ねないかも知れません。
— 茶碗割り 『錢形平次捕物控』 青空文庫
この男は一国で剛情だから、ずいぶん肘突の茶入くらいは打ち割り兼ねないかも知れません。
— 茶碗割り 『銭形平次捕物控』 青空文庫
ポール・ライマーと歌った『セレナーデ』などは腹を立てて打ち割りたくなったものだ。
— 野村長一 『名曲決定盤』 青空文庫
続く一人は、額で番茶の土瓶を打ち割り、後ろの一人は、一本背負でモンドリ打たせられます。
— 竹光の殺人 『銭形平次捕物控』 青空文庫