白昼夢
はくちゅうむ
名詞
標準
daydream
文例 · 用例
ところが、私のこうした乱歩氏に対する失望感は、同氏の「白昼夢」を読むと同時に、あとかたもなく引っくり返ってしまったのでした。
— 夢野久作 『江戸川乱歩氏に対する私の感想』 青空文庫
のかがやき、太陽の黄色い臭気なぞ……それは今思い出してもウンザリして唾を吐きたくなる位ですが、そうした太陽の下のタマラナイ感じの数々を、私はソックリそのまま「白昼夢」の中に発見したのです。
— 夢野久作 『江戸川乱歩氏に対する私の感想』 青空文庫
しかし『白昼夢』は私は取らない。
— 田山録弥 『娟々細々』 青空文庫
「赤い部屋」「白昼夢」等における、感覚や想像力の異常性は、――少々奥行が乏しく、かつ仕上げのところが二つとも不自然であるが――最近の文壇における一収穫でありましょう。
— 平林初之輔 『愛読作家についての断片』 青空文庫
「悪夢」は氏の旧作「白昼夢」などとともにグロテスクをねらった作品である。
— 平林初之輔 『乱歩氏の諸作』 青空文庫
――不図、その白昼夢から、パッタリ目醒めた。
— 海野十三 『俘囚』 青空文庫
私が腕をゆすぶって注意すると、やっと気がついて慌てて飛び降りて、「御免下さい」 と、呆気にとられて顔を見つめていたロス大佐に向って、「白昼夢を見ていたもんですからつい」 と弁解したが、その眼には一種の輝きを帯び、その態度には昂奮が見えた。
— SILVER BLAZE 『白銀の失踪』 青空文庫
ある種の人々は、日本の現代文学を植民地化される人民の日常生活のふち飾りと化して、現実の生活では見たこともないのびやかな生活の語られる白昼夢のようなものにしてしまうことをいとっていない。
— ――創作方法のこと・そのほか―― 『現代文学の広場』 青空文庫
作例 · 標準
会議中にもかかわらず、私は遠い故郷を想う白昼夢を見ていた。
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彼は白昼夢から覚めたように、目の前の現実に引き戻された。
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それはまるで白昼夢を見ているかのような、非現実的な光景だった。
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