辺云
へん云
名詞
標準
文例 · 用例
「百辺云はうと云つたのはどうしたんだ?
— 牧野信一 『父の百ヶ日前後』 青空文庫
「君は馬鹿だよ」と多くのビジネスマンから何辺云はれたか知れない。
— 牧野信一 『〔同人雑記〕』 青空文庫
「さうです、あなたはたしかに幸福です、ですから私はさつきから、あなたは幸福なんだ、と何辺云つたか知れないじやありませんか。
— 牧野信一 『嘆きの孔雀』 青空文庫
「……何だと、もう一辺云つて見やがれ!
— 牧野信一 『病状』 青空文庫
しかし衣の肩をいれながら手を払つてゐた和尚が、「何だつて、もう一辺云つて見ろ!
— 牧野信一 『心象風景(続篇)』 青空文庫
もう一辺云つて見ろ、シツダルのためにランプ祭の恋歌を作つたロールツヒが此処にゐるのが解らないのか!
— 牧野信一 『山彦の街』 青空文庫
二六時中ゲジゲジ野郎の相手がでけるけえ、ヘン 酔ぱらわなきゃ 俺アにはこの世の中が暮していけねえよ……」「……ま、一辺云ってみな、野郎……」 ガチャン バタン ガラ ガラ ガラ…… 祭壇の壁一重隣りでは乱闘が始まった。
— 矢田津世子 『反逆』 青空文庫
何邊云つても、母親は又新しいことか何かのやうに、云つた。
— 小林多喜二 『防雪林』 青空文庫