胴丸
どうまる
名詞
標準
light torso armour opening at the right, originally used for infantry combat
文例 · 用例
取りちらされた杯盤はきれいに片付けられて、桐の胴丸の火鉢も巻煙草の吸殻がはさみ出されて、白い灰が美しく盛りなほされた。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
それ、近こう近こう」 頭に半白の霜を戴いた帯刀は、胴丸の火鉢の縁を撫でまわしながら、招かんばかりに虎松に声をかけた。
— 海野十三 『くろがね天狗』 青空文庫
そして、金網のかかった手焙――桐の胴丸に、天の橋立の高蒔絵したのを、抱えこむように、身体を曲げて「これだけの人数なら、恐ろしくはないが、国許の奴等と、通謀させてはうるさい。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
とこの間を背にして、座蒲団が置かれ、胴丸の手焙りにいけた炭火がいやに赤々と見えた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
前に褥を取り、桐の胴丸|形の火鉢へ切炭を埋け、其の上に利休形の鉄瓶がかゝって、チン/\と湯が沸って居りまする。
— 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) 『粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)』 青空文庫
小桜縅の胴丸に、五枚兜をわざと外し、丸鞘太刀を佩いている彼は、裏切りをした罪悪に、良心苦痛を覚えると見え、顔色蒼ざめ唇ふるえ、視線定まらずただあちこちと、狐つきかのように見廻していた。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
そして、胴丸の火鉢に両|肘をつき、火箸の頭に両方の掌を重ねたままの姿勢で、俯向き加減に坐ったきり、一日何をするのでもなくじっとしていたが、時々、一杯涙を溜めた妻の眼が自分の方を見上げているのを感じると、ちらりと見返して、「まあ、ええがな、………」と、慰め顔に云った。
— 上巻 『細雪』 青空文庫
足守町近くの竹細工「まふご」や、真庭郡|中和の背中当「胴丸」の如き極めて立派なのがあります。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
作例 · 標準
博物館には、戦国時代の武将が身につけた胴丸が展示されている。
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胴丸は、歩兵戦において機動性を高めるために考案された。
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彼は古い絵巻物の中で、鮮やかな色の胴丸をまとった武士を見つけた。
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ウィキペディア
胴丸(どうまる)は、日本の鎧の形式の1つ。平安時代中期頃生じたもので、徒歩戦に適した鎧の形式である。
出典: 胴丸 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0