右に出る
みぎにでる
表現動詞-一段
標準
to be superior (to)
文例 · 用例
駅を右に出ると、もう心細いほど、原野荒漠として、何とも見馴れない、断れ雲が、大円の空を飛ぶ。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
文壇で、女の会話の上品さを表現させたら、志賀直哉氏の右に出るものがない。
— 織田作之助 『大阪の可能性』 青空文庫
私は、手先は極めて不器用であったが、頭脳の透明と敏感と優秀である点に於いては、級中で、私の右に出る者は勿論無かったし、博士も私には遥かに及ばなかったから。
— 佐左木俊郎 『三稜鏡』 青空文庫
若造だが、メリウェザーさん、やつはその道では右に出るものがいないほどの悪党で、……私はロンドンのどんな悪党よりも、こやつにこの手錠を掛けてやりたいんです。
— THE RED-HEADED LEAGUE 『赤毛連盟』 青空文庫
或る程度の成巧を見せてゐる、風景の細密描写の点ではこの人の右に出る人はあるまい、問題は描写の細かさではない、突込み方の態度の細かさで、態度の良心性がなければこの人の真似をしても出来るものではあるまい。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
同氏の出品は薄肉の額で、同氏得意のもので、世評も大したものであったらしく、私が見ても牙彫界恐らくこの人の右に出るものはなかろうと思いました。
— 石川光明氏と心安くなったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
私とは違って牙彫りの方だけれども、当今、日本広しといえども、牙彫り師としてはあの人の右に出るものは恐らくありますまい。
— 石川光明氏と心安くなったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
顏も亦評判娘のお澄といふのが一昨年赤痢で亡くなつてから、村で右に出る者がないので、目尻に少し險しい皺があるけれど、面長のキリヽとした輪廓が田舍に惜しい。
— 石川啄木 『天鵞絨』 青空文庫
作例 · 標準
彼のプログラミング能力に関しては、社内で右に出る者はいないと言われている。
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料理の腕前で彼女の右に出る人は、この近所にはまずいないだろう。
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走る速さにかけてはクラスの誰にも右に出ることを許さないという自信があった。
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