髷
まげ
名詞頻度ランク #42071 · 青空 1276 例
標準
bun (hairstyle)
文例 · 用例
若い丸髷の下町式マダムが弁慶縞の上っぱりで、和装令嬢式近代娘を相手に、あでやかにつややかに活躍している。
— 寺田寅彦 『病院風景』 青空文庫
その傍に立った丸髷の新婦が甲斐甲斐しく襷掛けをして新郎のために鬚を剃ってやっている光景がちらと眼前に展開した。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
船にのるのだか見送りだか二十前後の蝶々髷が大勢居る。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
甲板へ上がってボーイに上等はあいているかと問うとあいているとの事、荷物と帽を投げ込んで浜を見ると、今端艇にのり移ったマントの一行五、六人、さきの蝶々髷の連中とサヨーナラといっているのが聞える。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
その頃は「成功」なぞという言葉が特に取出されて流行し、娘たちはハイカラ髷という洋髪を結っている時代で虫食いの図書遺品を漁るというのはよくよく向きの変った青年に違いなかった。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
文化文政には正式な髪は丸髷と島田髷とであった。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
かつ島田髷としてはほとんど文金高髷に限られた。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
これに反して、「いき」と見られた結振りは銀杏髷、楽屋結など略式の髪か、さもなくば島田でも潰し島田、投げ島田など正形の崩れたものであった。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
作例 · 標準
時代劇の撮影現場で、主役の役者が凛々しい髷を結って現れた。
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祖母の古い写真を見ると、若い頃の彼女はいつも綺麗な髷を結っていた。
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激しい稽古が終わると、彼は乱れた髷を鏡も見ずに手際よく直し始めた。
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