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推寄

推寄
名詞
1
標準
文例 · 用例
時に大浪が、一あて推寄せたのに足を打たれて、気も上ずって蹌踉けかかった。
泉鏡花 星あかり 青空文庫
―― 大学の廊下を人立して、のさのさと推寄せた伝吾が、小使に導かれて、生理学教室の扉に臨んだ時、呀、恋の敵の葛木は、籐の肱つき椅子に柔く腕を投げて、仰向けに長くなって、寝ながら巻莨を喫んでいた。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
時に大浪が、一あて推寄せたのに足を打たれて、氣も上ずつて蹌踉けかゝつた。
泉鏡花 星あかり 青空文庫
遠い国には沢山の人が死に……また政庁に推寄せる女壮士のさけび声……海には信天翁の疫病あ、大工の家では洋燈が落ち、大工の妻が跳び上る。
石川啄木 心の姿の研究 青空文庫
遠い国には沢山の人が死に……また政庁に推寄せる女壮士のさけび声……海には信夫翁の疫病……あ、大工の家では洋燈が落ち、大工の妻が跳び上る。
石川啄木 青空文庫
軈て又數日ならぬうちに新らしい競爭活動の潮が推寄せて來る其響をも是等の掲示を通して聽き取ることが出來るのである。
高濱虚子 俳諧師 青空文庫
ドレスデンの如きは、戦争に伴う悪疫にて住民の半分を失い、欧州の人民は殺人者より一転して食人種となり、刑場に推寄せて死刑に処せられたる囚人を食し、甚だしきは寺院の新仏を掘出して食するという始末となった。
大隈重信 大戦乱後の国際平和 青空文庫