廃黜
はいちゅつ
名詞
標準
文例 · 用例
右兵衛佐殿(斯波義敏)の御曹子で、そののち長禄の三年に、義政公の御輔導役|伊勢殿(貞親)の、奥方の縁故に惹かされての邪曲なお計らいが因で父君が廃黜の憂き目にお遇いなされた折り、一時は武衛家の家督を嗣がれた方でございます。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
右兵衛佐殿(斯波義敏)の御曹子で、そののち長禄の三年に、義政公の御輔導役|伊勢殿(貞親)の、奥方の縁故に惹かされての邪曲なお計らひが因で父君が廃黜の憂き目にお遇ひなされた折り、一時は武衛家の家督を嗣がれた方でございます。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
第四旧自由党たとひ侯を首領として忠実なる服従を誓ふも、他の為に迎立せられたる首領は、何時其の廃黜する所と為るを知る可からず。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
唐の時の宰相は、皆貴族階級の中より出で、一度其位置に到ると、天子と雖も其權力を自由に動かす事が出來ない習慣であつたが、明以後は如何に強大なる權力を有する宰相でも、天子の機嫌を損ねると、忽ち廢黜せられ、一個の平民とせられ、囚人と墜さるゝ。
— 内藤湖南 『概括的唐宋時代觀』 青空文庫
第四舊自由黨たとひ侯を首領として忠實なる服從を誓ふも、他の爲に迎立せられたる首領は、何時其の廢黜する所と爲るを知る可からず。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫