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竹の皮

たけのかわ
表現名詞
1
標準
bamboo sheath
文例 · 用例
薄暗いランプの光で寒竹の皮をむきながら美しい絵を思い浮べて、淋しい母の横顔を見ていたら急に心細いような気が胸に吹き入って睫毛に涙がにじんだ。
寺田寅彦 森の絵 青空文庫
その頃のわが家を想い出してみると、暗いランプに照らされた煤けた台所で寒竹の皮を剥いている寒そうな母の姿や、茶の間で糸車を廻わしている白髪の祖母の袖無羽織の姿が浮び、そうして井戸端から高らかに響いて来る身に沁むような蟋蟀の声を聞く想いがするのである。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
春の陽ざしが麗らかに拡がった空のような色をした竹の皮膚にのんきに据っているこの意味の判らない書体を不機嫌な私は憎らしく思った。
岡本かの子 東海道五十三次 青空文庫
と、地面から一|尺ほどの高さの竹の皮の間に蜘蛛の死骸が挾んである。
南部修太郎 畫家とセリセリス 青空文庫
源叔父は袂をさぐりて竹の皮包取りだし握飯一つ撮みて紀州の前に突きだせば、乞食は懐より椀をだしてこれを受けぬ。
国木田独歩 源おじ 青空文庫
若僧は先ず自ら尻を高く端折って蓑を甲斐しく手早く着けて、そして大噐氏にも手伝って一ツの蓑を着けさせ、竹の皮笠を被せ、その紐を緊しく結んでくれた。
幸田露伴 観画談 青空文庫
私は竹の皮包をさげて外へ出た。
―伊馬鵜平君に与える― 畜犬談 青空文庫
剩へ、棒切、竹の皮などが、ぐしや/\と支へて、空屋の前は殊更に其の流も淀む。
泉鏡太郎 松の葉 青空文庫
作例 · 標準
笹団子は、竹の皮で包まれているため、独特の香りがする。
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子供の頃、竹の皮で弁当を包むのが母の習慣だった。
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乾燥した竹の皮は、工芸品の材料としても利用できる。
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