騙し討ち
だましうち
名詞
標準
文例 · 用例
「……おおかたこうだろうとは思っていたが騙し討ちとは卑怯な奴だ。
— 国枝史郎 『三甚内』 青空文庫
騙し討ちのような遣り方だった。
— 牧逸馬 『戦雲を駆る女怪』 青空文庫
途中で逢って騙し討ち、二つの首を並べてやろう」 ところでこのころ薬草道人、どこを歩いていたかというに、福島から半里の山中、灌木の茂みにこっそりと、二人の家来と薬剤車、眼を病んでいる烏共、隠れながら話していたものである。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
騙し討ちではなかったぞ」 果し合いの次第をくわしく話し、「委細は、この一通に書きこめておいた。
— 久生十蘭 『無惨やな』 青空文庫
「鞍掛様を騙し討ちにした曲者は、――仔細あってこの平次が見破った。
— お秀の父 『銭形平次捕物控』 青空文庫
鞍掛様を騙し討ちにして、絵図面と一緒に隠してあった、土竈の金を盗み出したのは、その弁次郎に相違はないッ、――横網の二階にいて、一と晩独り言を言っていた、その相吉も敵の片割れ」「な、何を言う。
— お秀の父 『銭形平次捕物控』 青空文庫
鞍掛樣を騙し討ちにして、繪圖面と一緒に隱してあつた、土竈の金を盜み出したのは、その辨次郎に相違はないツ、――横網の二階に居て、一と晩獨り言を言つてゐた。
— お秀の父 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「今の奴、何処へ逃げた」「味方を四五人騙し討ちに斬って居るぞ。
— 野村胡堂 『芳年写生帖』 青空文庫