全身像
ぜんしんぞう
名詞
標準
full-length portrait or statue
文例 · 用例
勿論、私は常に全身像を製作しろといふやうなことを云つてゐるのではなく、トルソも結構、手だけでも結構だが、トルソならトルソで、それが全一的な感じを与へるものではなければならぬと云ふのである。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
居心地よく飾られた部屋で、加えて疑念が一気に強まったのは、見ると、炉棚の上に妻の全身像の写真が飾ってあったからです。
— THE YELLOW FACE 『土色の顔』 青空文庫
ちょうどキュヴィエが骨一本の検討から動物の全身像を正しく描けるのと同様、観察する者は、ひとつながりの出来事の一環さえ完全にわかれば、前後含めたすべての輪を狂いなく言い当てることができよう。
— THE FIVE ORANGE PIPS 『橙の種五粒』 青空文庫
方形をなして、いろ/\なる全身像、半身像を据ゑつけたる、白塗の※廊のいと高きが、小き園を繞れるあり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
――「君のまだ見ない絵がもう一つある」そして一枚の被覆をさっと取り除けると、彼は侯爵夫人アフロディーテの全身像を現わした。
— THE ASSIGNATION 『しめしあわせ』 青空文庫
それは一見純金に見え、実はメッキに違ひない高さ一尺程のナポレオンの全身像であつた。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
中でもタイムスと「W」日報は「W」大のFWの全身像を、その傍らに併載して、「無保険の選手、日本人、H・大津の当日の奮戦振りは恰も満洲の戦塵に全く自己を忘れて戦ひ抜いてゐる日本兵士の大和魂を目のあたりに見る慨があつた。
— 牧野信一 『サクラの花びら』 青空文庫
その絵はどれもこれも、昔の勇士や、ギリシアの将帥たちの全身像の銅版画ばかりであった。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
作例 · 標準
美術館の入り口には、その国を救った英雄の堂々たる全身像が安置されている。
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彼は自分自身の全身像を彫刻にしようと、毎日鏡の前でポーズを確認している。
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肖像画の大家に依頼して描いてもらった父の全身像は、まるで生きているかのような迫力だ。
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