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四隣

しりん
名詞
1
標準
whole neighborhood
文例 · 用例
動くは逢見たき欲よりなり、騒ぐは下に恋しければなり」 女は暫時※惚として、そのすゝけたる天井を見上げしが、蘭燈の火かげ薄き光を遠く投げて、おぼろなる胸にてりかへすやうなるもうら淋しく、四隣に物おと絶えたるに霜夜の犬の長吠えすごく、寸隙もる風おともなく、身に迫りくる寒さもすさまじ。
樋口一葉 軒もる月 青空文庫
四隣は氣味の惡い程物靜で、たゞ車輪の輾る音と、折ふし寂寞とした森林の中から、啄木鳥がコト/\と、樹の幹を叩く音とが際立つて聽ゆるのみであつたが、鐵車は進み進んで、今や唯ある深林の邊に差掛つた時、日出雄少年は急に私の袖を引いた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
既にして間近に来れり、あたかもこの時|四隣寂寞気結沈声、陰々として、天井黒く壁白し。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
此學校の寄宿舍がそばにあつて其生徒が夜に入ると四隣の迷惑になる樣に騷動する。
夏目漱石 鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年 青空文庫
弥兵衛等もただ者で無いとは見て取ったろうが、関白の威光を背中に背負って居るのであるから、先ず第一に朝命を軽んじて早く北条攻に出陣しなかったこと、それから蘆名義広を逐払って私に会津を奪ったこと、二本松を攻略し、須賀川を屠り、勝手に四隣を蚕食した廉々を詰問した。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
又朝命を軽んじたという点は、四隣皆敵で遠方の様子を存じ得申さなかったからというので言開きをした。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
四隣へ気を兼ねながら耳語き告ぐ。
幸田露伴 貧乏 青空文庫
さすがの女ギョッとして身を退きしが、四隣を見まわしてさて男の面をジッと見、その様子をつくづく見る眼に涙をにじませて、恐る恐る顔を男の顔へ近々と付けて、いよいよ小声に、「金さん汝情無い、わたしにそんなことを聞かなくちゃアならない事をしておくれかエ。
幸田露伴 貧乏 青空文庫
作例 · 標準
火事が起き、四隣の人々が消火活動に協力した。
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四隣の平和と安全を守るため、地域住民が協力し合っている。
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彼は四隣に響き渡るような大きな声で挨拶をした。
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