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縺れる

もつれる
動詞-一段動詞-自動詞
1
標準
to tangle
文例 · 用例
二個の頭、獅子頭、高いのと低いのと、後になり先になり、縺れる、狂う、花すれ、葉ずれ、菜種に、と見るとやがて、足許からそなたへ続く青麦の畠の端、玉脇の門の前へ、出て来た連獅子。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
」 行過ぎたのが、菜畑越に、縺れるように、一斉に顔を重ねて振返った。
泉鏡花 小春の狐 青空文庫
だがその所作よりも、大きな帯や大きな袖に覆われてはいるものの、流石に年頃まえの小娘の肩から胴、脇、腰へかけて、若やいだ円味と潤いと生々しさが陽炎のように立騰り、立騰っては逸作へ向けてときめき縺れるのをわたくしは見逃すわけにはゆかなかった。
岡本かの子 雛妓 青空文庫
自分につきまとうベッシェール夫人とそれがどう縺れるか。
岡本かの子 巴里祭 青空文庫
鈍な、はずみの無い、崩れる綿を踏越し踏越しするやうに、褄が縺れる、裳が亂れる……其が、やゝ少時の間見えました。
泉鏡太郎 人魚の祠 青空文庫
その取乱した態の、あわただしい中にも、媚しさは、姿の見えかくれる榎の根の荘厳に感じらるるのさえ、かえって露草の根の糸の、細く、やさしく戦ぎ縺れるように思わせつつ、堂の縁を往来した。
泉鏡花 神鷺之巻 青空文庫
涙はひえっとした先生の仰っしゃるばら/\になった氷のような骨の潤いになるのかも知れないから―― 二重に縺れる水音を聞きながら、眠るともなく覚るともなく夜中の時刻を過すうち、また、ふと気がついてみると、部屋の中へ霧が忍び込み、ランプは夏蜜柑の切口を見るような円光を放っています。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
私たちは山に離ろうとするこころと、山に牽かれるこころと縺れるさまをこれ等の蜘蛛手の線路の上へ形さながらに現して彷徨いたしました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
作例 · 標準
古くなったビデオのテープが中で縺れてしまい、二度と再生できなくなってしまった。
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強風で洗濯物が物干し竿に縺れて巻き付いてしまい、取り込むのに苦労した。
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毛糸玉が猫の遊び道具にされてしまい、家中が縺れた糸だらけになっている。
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2
標準
to have poor control over (one's tongue, feet, etc.)
作例 · 標準
初デートで極度に緊張してしまい、何を話そうとしても舌が縺れてうまく言葉が出なかった。
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徹夜続きで足元が縺れ、危うく駅のホームの階段から踏み外しそうになった。
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酔っ払った彼が何かを叫ぼうとしていたが、口が縺れていて何を言っているのかさっぱり分からなかった。
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3
標準
to become complicated
作例 · 標準
単純な事務的ミスだと思っていたが、調べていくうちに利権が絡んで話がひどく縺れてきた。
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二人の仲を取り持とうとした僕の余計な一言がきっかけで、事態はさらに縺れてしまった。
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不倫騒動に金銭トラブルが加わって、離婚裁判は泥沼の様相を呈して縺れている
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