訳合
わけあい
名詞
標準
reason
文例 · 用例
というのは右衛門の母が、何様いう訳合があったか、何様いう身分の女であったのか、今は更に知れぬことであるが、右衛門が赤染を名乗ったのは、赤染|大隅守時用の子として育ったからである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
そのような訳合いで健次郎(松本氏)などと違うて私は翁の直門という訳ではない。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
京伝だの三馬だの一九だのという人々は即ち並行線的作者で、その思想も感情も趣味も当時の衆俗と殆ど同じなのであり、したがってその著作は実社会をそっくり写したような訳合になるのです。
— 幸田露伴 『馬琴の小説とその当時の実社会』 青空文庫
密夫の心得がのうて、密夫の狂言ができねば、盗人の心得がのうては、盗人の狂言はできぬ訳合いじゃ。
— 菊池寛 『藤十郎の恋』 青空文庫
公卿衆になった心得がのうては、舞台の上で公卿衆にはなれぬ訳合いじゃ。
— 菊池寛 『藤十郎の恋』 青空文庫
こうした訳合で、若杉裁判長が、いつの間にか名裁判長の名を謳われ出したのも、決して不道理ではありますまい。
— 菊池寛 『若杉裁判長』 青空文庫
普通の者なら、何ぼ何でも其様なにされちゃ、手を下せた訳合のもんじゃございません、――ね、今日人情としましても。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
横綱や大関は別として、三役や前頭のいいところに坐るには、何も格別|画が上手でなくともいい、発行人に幾らか出版費の足し前を出すとか、それとも絵の二三|幅も寄附すればいいので、さうした訳合でかなりの地位に据わつてゐる雛つ児画家も少くはない。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
その決定の訳合は、コスト削減にある。
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彼の行動の訳合を考えると、同情せずにはいられない。
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この問題の訳合を深く掘り下げれば、真の原因が見えてくるだろう。
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