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慷堂

慷堂
名詞
1
標準
文例 · 用例
慷堂先生というんだがね。
高見順 いやな感じ 青空文庫
」「テキヤはそうだが」「そのテキヤの大親分のところで、その慷堂先生とかに会った?
高見順 いやな感じ 青空文庫
」「そうなんだ」 それだったら、その慷堂先生なる人物も右翼だろうと俺は言おうとしたのだが、この俺たちの会話では、丸万自身も右翼のテキヤになったかのごとき印象を与える。
高見順 いやな感じ 青空文庫
親分からそのまた親分へと丸万は近づいていって、そうして知りあった大親分の家で、慷堂先生に会ったのである。
高見順 いやな感じ 青空文庫
「俺はこの慷堂先生を砂馬さんにひきあわせようかと思うんだが、どうだろう。
高見順 いやな感じ 青空文庫
その砂馬さんに慷堂先生を会わせようというのは、ほかでもない。
高見順 いやな感じ 青空文庫
俺たちは俺たちでやって行くが、砂馬さんには砂馬さんの考えている革命の道を歩かせてもいいと思うんだ」「そのために、砂馬さんを慷堂先生とやらに近づけようというのか」「慷堂先生は陸軍の若い将校の間に隠然たる勢力を持ってるんだ」「だから、なんだというんだ」 思わず俺はどなった。
高見順 いやな感じ 青空文庫
そうした俺は、丸万が慷堂先生とやらについて、くどくどと喋りつづけるのを上の空で聞き流して――というのも、ほんきで聞いてたら、きっと腹が立つと思ったからで、だから、丸万に勝手にベシャ(しゃべ)らせておいて、俺はひとりで牛肉をパクついていた。
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