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アストラカン

アストラカン
名詞
1
標準
astrakhan
文例 · 用例
すると、恋を語るには千載に一遇のこの曲に立ちあがる男女、………そして、僕も立ちあがると、馴染みの踊子のアストラカンの裾を踏むようにして、「――あの、栗鼠の毛皮の外套をつけた女を知ってる?
吉行エイスケ 東京ロマンティック恋愛記 青空文庫
両前のコートの袖と襟にはアストラカン毛皮が広く付いていて、肩から羽織った濃紺のマントは裏地に炎色の絹を使い、首留めはきらびやかな緑柱石のブローチだった。
A SCANDAL IN BOHEMIA ボヘミアの醜聞 青空文庫
僕にアストラカンの帽子を呉れる約束あれども、未だに何も送つて呉れず。
芥川龍之介 学校友だち 青空文庫
(二)ウェトリヤンカ郡民――一八七八年露領アストラカンの黒死病|猖獗期において、ウェトリヤンカ郡を砲兵を有する包囲線にて封鎖し、空砲発射並びに銃殺にて威嚇せしめ、郡民は逃れ得ず、ほとんど黒死病のために斃れたり。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
私は衣類に執着があまりないしロクなものもなかったから、最大の被害者はアストラカンのオーバーまで盗まれた桂子だし、次に気の毒なのは、事情があって家を追われ、荷物を預けていった私の不幸な友人だった。
田中英光 野狐 青空文庫
僕はまたアストラカンの帽をとった上、看守に同じことを問いかけようとした。
芥川龍之介 青空文庫
のみならず話の相間にもアストラカンの帽をとり上げ、こんなことを僕に話しかけたりした。
芥川龍之介 青空文庫
」 従姉は瓦斯暖炉の前に坐ったまま、アストラカンの帽をおもちゃにしていた。
芥川龍之介 青空文庫
作例 · 標準
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